コンビニ人間を読んで考えて思ったことをからめて紹介します。
Kawakunです。
今回は、ふとBOOKOFFに行ったときに目に止まり手に取った本です。
その手にした本は小説です。 タイトルは『コンビニ人間』と言います。
それを読んだのでこの小説から思ったことや考えたことを紹介していきます。
コンビニの日常風景から始まる
お話はコンビニ店員の古倉(語り手)という女性とその人を取り囲む人々のお話です。
ミステリー小説ではないです。なにか事件が起きて人が起きるわけでもない。
しかし焦燥感がずっと続いた小説です。
最初の数ページから主人公(語り手)の小さい頃のお話が出てくるが、なんだかすごく違和感を覚える行動をとっている。
普通は、そんなことしないよねということを当たり前のようにしてくる。
語り手の考えが、世間一般的ではない部分があります。
なにかがずれているようなことを感じさせる場面だった。
この感じは僕の中で違和感となり、焦りのような感じを覚えた。
なぜ僕は不気味に思ったのか?3つ理由を考えてみた。
さっそく理由を3つ挙げます。
- 同じ社会に生きているのにそのルールが適応できないから
- そもそも命に対しての考え方が違うから
- 考え方が見えてきても理解できないから
僕の違和感を感じた部分になります。
不気味でもあるし、恐怖でもある。なんともいいがたい気持ちになります。
しかし、その中にも人間性とでもいうのか。
常識と反常識が入りじっているような不安定さがあったのではないかと思いました。
自分ならどう行動するのだろう?
それと同時に自分ならどうするか考えても、古倉(語り手)の言動が分からない。
なんだろう?論理優先で考えているような感じもするし、感情がないわけでもない。
果たして自分自身にそのような行動をする許可を出すことができるだろうかと僕は想像しました。
だからそのような行動は取らないほうが良いと僕は考えます。
そんなことを考えながら、また不安定な気持ちのままで最後まで読み進めました。
最後まで読み終わった時に、気付いたらもう一度タイトルを見てもう一度最初のページを読んでいました。
まとめ
僕には、想像もできないいや想像したくないところが主人公をみていて思いました。
踏み越えてはいけない一線を超えるんじゃないかという恐怖が、普通の人の感覚として多いと思います。
でもその葛藤が主人公にはあまり分からなかったです。
僕は、そのことが一番の違和感を覚えました。
でもそうしたモヤモヤした気持ちがこの作品の持ち味でもあると感じます。
またその気持ちを自分の中で考えてみることも大事なのではないかと思います。
もしかしたら、新たな自分の側面に気づくかもしれませんよ。
それではお読みいただきありがとうございました。